ψ無双ψ一家 寄り合い所
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島津家当主 義久の頼みで、神々のおわす不可侵の地、高千穂へ進軍した無双軍。
だが、それを頑強に阻んだのは、猛烈な吹雪であった。
明らかに自然の物とは異なる猛威が、無双軍をなぎ倒した。
「先鋒 柴田軍より伝令!"猛吹雪にこれ以上進軍不可!”」
伝令に従軍していた司祭は、聖書を閉じると立ち上がった。
「やはり、すんなりと通しては頂けませんか…老軍師!」
「うむ、柴田軍は後退、後続の九条軍と合流し、軍を再編成。凍傷兵の手当を最優先にな」
その間にも、じりじりと後退を余儀なくされる無双軍。
「まぁ、ここからは兵力じゃなく、個の武だろ?」
背中からかかる、いつの間にか本陣奥から最前線まで出張っていた当主の声。
だんだん身を案じるのがムダのように思えてくるしのぶでありました。
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