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ψ無双ψ一家 寄り合い所
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 先日、ずっと前に見つけて行ってみたかった、滋賀県の安土城へ行ってきましたので、
今回はそのレポートです。
安土城といえば、織田信長が琵琶湖のほとりに建築したと言われる、南蛮風の朱塗り
天守に、金造りの最上階と、とにかくインパクト大、他に類をみない城郭です。

 『伊勢戦国時代村』というテーマパークにかなりの再現度(※ただし、外観のみ)の
復元建築天守がありますが、今回は実地、滋賀の『安土城跡』を小旅行して参りました。

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 大阪より電車で揺られること弐時間半(大阪駅での迷子時間含む)、JR安土駅へ到着。
安土駅近辺は、実は安土城関係の観光ポイントが集められた、かなりのお得ポイントなのです。

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 さぁ、いよいよJR安土駅の駅前から観光開始です。
まず、駅から出て左手に見えるのが、変わったお城風建築物。
なんと、普通の観光案内所がこんな建物だったりします(笑)
駅前からして、こんなんですから、期待が高まりますね!

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 駅舎の正面にあるのが、織田信長像。
さすがは、安土城の町ですね(笑)
なんか見上げてて、違和感があると思ったら、袴が絞りすぎな点でしょうか(苦笑)。

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 駅の裏手にあるのが、この『安土城郭資料館』です。
ここは、喫茶店とちょっとした資料館を兼ねたような作りとなっていて、目玉はなんと言っても、
写身中央、1/20の安土城の模型です!

 せっかくの日曜なのに、あたしの他は訪れる客もいないようで、店番のお姉さんが、
DVDをあたしのためにスタートさせてくださいました(笑)
解説ビデオをみながら、コーヒーも楽しめるのがコンセプトのようで、店員さんを呼ぶための
ちりんちりんとかが、机の上に置いてあったり。

 そこで、行われるのが、『織田信長検定』です。
織田信長についてのテストが行われます。

 さぁ、我と思わん人は、あたしに挑戦してください。あたしは、16点でした(* ´▽`)ノ
正解は後ほど。

『 信長検定 問題 』
①安土城を築いたのは誰ですか? A.織田信長 B.豊臣秀吉
②安土城の前に信長の居城だったのは? A.名古屋城 B.岐阜城
③織田信長の幼名は? A.吉法師 B.三法師
④信長がいたことのある城は? A.彦根城 B.佐和山城
⑤織田信長の正室の父親は? A.斉藤道三 B.武田信玄
⑥織田信長が安土城屏風を贈った相手は? A.ローマ法王 B.エリザベス女王
⑦安土以外で信長が楽市楽座を行ったのは? A.岐阜 B.清洲
⑧信長と直接戦ったことが無いのは? A.武田信玄 B.今川義元
⑨信長が洛中洛外図屏風を贈った相手は? A.武田信玄 B.上杉謙信
⑩信長を滅ぼしたのは? A.羽柴秀吉 B.明智光秀
⑪信長が最期を遂げた場所は? A.本法寺 B.本能寺
⑫安土に来たことが無いのは? A.上杉謙信 B.徳川家康
⑬信長のハンコに刻まれている言葉は? A.天下布武 B.天下統一
⑭本能寺の変の時、徳川家康がいたのは? A.奈良 B.堺
⑮安土城天守は何階建てか? A.五階建て B.七階建て
⑯信長の妹、お市の方の嫁ぎ先は? A.浅井長政 B.六角承禎
⑰では、お市の方が次に嫁いだ先は? A.丹羽長秀 B.柴田勝家
⑱信長が安土城内に建てた寺院は? A.浄厳院 B.総見寺
⑲信長が行わせた安土問答の場所は?  A.浄厳院 B.沙沙貴神社
⑳安土城の隣にある近江守護六角氏の居城は? A.観音寺城 B.小谷城

テストが終わったら、いよいよ安土城模型の展開です。
展開? そう、なんと内部構造を開いて見せてくれるのです!

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 ゴゴゴゴゴ…とか、音を立てそうな迫力で真っ二つに分かれる安土城模型。
しかーも、お客さんがいないせいか、ロープを外して、中まで立ち入って、自由に鑑賞
してくださいとか言われました(* ´▽`)ノ

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大喜びで、サイバーショットを光らせまくるあたし。
こうしてみると、他の城郭に見られない大吹き抜け部分とか、実に良く解りますね。

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 あとは、めちゃかっこいい信長公の甲冑(ちょっと格好良すぎ)とか、
安土城で使用された屋根瓦の復元とかもあったり。
 とくに屋根瓦。こんな金の装飾とかされてたんですねぇ。

 さて、その後 再び駅前に出たあたしを、呼び止める声が。
レンタルサイクルのおじさんが、観光案内をしてくれましたが……。
事ある毎に、「自転車でも三時間」とかうるさいので。

あたし
「健康もかねて歩くことにしてるんですよ(* ´▽`)ニパー」

と、さんざん観光案内させたあげくに袖にするあたし、超クール。

実際、今回の行動距離なら、レンタルサイクルはあっても良かったかもしれません。
まぁ、観光地でレンタルサイクルを使うのは、ずるをしているような、もったいないよーな
イメージが個人的にあるので、今まで使ったことは無いのですが(笑)

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 駅から、普通の町の中をとことこ歩いて行くと、少し開けたところに出ました。
そこにあるのが、セミナリヨの跡です。

 セミナリヨというのは、神学校のことで、ここは宣教師オルガンティーノが建てた、
日本で一番最初の神学校だそうです。
今は焼けちゃって、公園になっていますけど。

 この日はちょうど、大寒の次の日、
ご覧の通り、道の端々に雪が残っていたりします(* ´▽`)サムイ

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 町の中に、ちょこちょこ点在するお寺を巡りながら、いよいよ到着したのが、安土城跡です。
入場料 500円也。入り口に、木の杖があるのが見えますね。
そんなに険しい石段とは思えないのですが、ご老人への配慮でしょうか。

 さて、安土城の石組みと言えば、もちろん山の採石場から切り出した石垣もあるのですが、
全国の寺社から集めた石垣もあります。
…どういうことかというと…。

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 こんな具合に、無造作に石段に仏像が使われていたりします。
「これは当時を忠実に再現するものです、ご了承ください」なんて、注意書きもあるあたり、
お城側も気を遣っていますね。
足下にこんなのがあるあたり、まさに仏敵の信長様です(笑)

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 ここが、羽柴秀吉様のお屋敷跡だそうです。
この安土城は、丹羽長秀が総普請奉行として、工事監督して建てられており、
家臣のみんなも住んでいたそうです。
入り口にも前田利家の邸宅があったり、聞いた名前ががんがん出てきて、テンションが上がりっぱなしですね!

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 ちなみに、復元図がこんな感じ。
なるほど、山に建てられたお屋敷なんですね(* ´▽`)

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 黒金門跡です。
ここからが、限られた人間のみが立ち入ることを許された、いわば信長のプライベートエリアだそうです。

 このあたりまでくると、石段が急になり、太ももが直角になるくらいの高さです。
ひーひー言いながら上って参りました(* ´▽`)

 黒金門を通りすぎると、脇道に信雄とその子孫のお墓があります。
さすがに、お墓を写真に納めるような不届きな気はありませんので、ぽっけにデジカメを
納めたまま、手を合わせるだけでも…と歩いておりますと…。

 突然、ピロロン♪と音がして、起動するサイバーショット……。

何かがスイッチに当たっただけの偶然だとは思いますが、汗ばんでいた背中が、冷や汗でゾっとしました。
きっと、これも信雄公の御意志であろうということで、写身を掲載しちゃいます。

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 織田信雄公と、其の子孫に渡る四代の供養塔です。
子孫の一人、織田信武は乱心したってエピソードもありますから、何か謂われがあるのかもしれませんね。
霊感のある人、何か移っておりますでしょうか(* ´▽`)

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 改めて、進軍再開。
さすがに山の上のせいか、日陰部分は雪が割と残っています。
風景、めちゃ綺麗。

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 二の丸にさしかかりました。
右の石柱をご覧ください。『織田信長公 木廟』
そう、この奥には信長公が祭られている御廟があるのです。

写真はもちろん、ここまで。ちゃんと手を合わせて参りました。

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 さぁ、いよいよ天守閣のエリアです。
といっても、残念ながら、現在では安土城は燃えてしまっているため、石垣のみしか
見ることは叶いません。

 安土城はそもそも構造や外観も定かではない幻の城と長年言われていただけあって、
その焼失の原因も諸説紛々です。
 山崎の敗戦から落ち延びる途中の鬼武者が火をつけただの、
その動乱に紛れた夜盗が火をつけただの、その夜盗をあぶり出そうとした信雄が、
間違って天守にまで火がついてしまっただの(笑)。

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 今は、冷厳な石垣しかありませんけど、あの夢のような安土城がこの場所に建っていたかと
思うと、胸躍るものが確かにあります。
 今まで、城郭には幾度も行きましたが、城跡に来るのは初めてでした。
この天守からの眺望を眺めていると、同じものを当時の信長公が見たのかと思うと、やはり感慨深いものです。

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 安土城跡から、歩くことしばし。
文芸の郷という、児童グラウンドや各種博物館が並ぶエデュケイションエリアの一角に、
『安土城天守 信長の館』はあります。

 なんとここは、安土城の一番おいしい部分、あの特徴的な天守閣最上部を
原寸大で再現しているのです!

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 まず、出迎えた展示物は、『安土御献立』のレプリカ。
これは、本能寺の変の前に、長篠の合戦勝利の打ち上げに家康を安土に招いた時の、
歓待するためのお料理の再現です。
 そう、その歓待役こそが明智光秀でした。
ところが、この献立を信長は気に入らなかった為に、饗応役を外された上、格下の
秀吉の援軍に向かわされた出来事があります。
 それが、本能寺の引き金の一つになったとも言われていますね。

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 さぁ、ご覧ください!
全景が収まらないほどのど迫力!
あの特徴的な大天守が原寸大で再現されています!!

 ともすれば下品になったかもしれない朱塗りの六角形天守。
内部のふすまの細工まで見事見事(* ´▽`)ノ

しかーも!

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 二階まで、階段で上がることが出来ます!外からですけど!
この、金ぴかぴんの内部まで、ちゃーんと子細に見ることが可能!

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 これを見に来ただけでも、来た甲斐がありましたね(* ´▽`)ノ
実際にこんなに内装まで金造りだったかどうかは、個人的には疑問が残ると思います。
安土城は、当時のお城に珍しく、実際に信長公が天守で生活していたのですから、
こんなにきんきらだったかははなはだ疑問ではあります。

 でも、実際に原寸大を見たときの説得力は半端ありませんね!
実際に中に入って、ごろごろしてみたい、マジで(* ´▽`)

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 というわけで、再び二時間ほどかけて、無事に帰宅。
今回の戦利品は、クリアファイル二種。家紋がかっこいいっしょ?
あとは、『天下布武のハンコ(1200円)』を買ってきました。
中身は、ちょうどその右側の模様が、天下布武印ですね。
 今後、無双家の公文書には天下布武印が使われます(* ´▽`)ノペタペタ

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 あとは、和菓子の詰め合わせ。
まけずの鍔は、信長の熱田神宮の永楽銭エピソードをモチーフにした、お菓子です。

 信長は、桶狭間の熱田神宮参りの際に、運試しに永楽銭を鷲掴みにして、
宙に放り投げると、すべて上を向いて地面に落ちたという謂われがあり、以後、
験担ぎに永楽銭を刀の鍔の裏に縫い込んだそうです。
 名菓『まけずの鍔』の為に弁護しますと、三方ヶ原(vs武田信玄)は援軍を出しただけで
本人が出向いていないため、ノーカウント。
手取川(vs上杉謙信)も惨敗したのは勝家と秀吉で、自分が出てないのでノーカンです。
……ね、負け無しでしょ(苦笑)

 と、こんな感じの小旅行でした。
行くまでは、『見たいところが信長の館のみで、時間が余りそう』とか敬遠してましたが、
なんのなんの。割とボリューム多めでした。

 心残りなのは、お昼ご飯を食べようとした、文芸の郷のレストランが、やる気無し過ぎて、
『戦国焼き定食』はおろか、『大河ドラマ”江”御前』とかすべて売り切れっていうのは、
日曜日にどーなの?ってところでした(笑)

********** 解答 **********

『 信長検定 解答 』
①A ②B ③A ④B ⑤A
⑥A ⑦A ⑧A ⑨B ⑩B
⑪B ⑫A ⑬A ⑭B ⑮B
⑯A ⑰B ⑱B ⑲A ⑩A

皆さんは、何問正解しましたでせうか(* ´▽`)
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