ψ無双ψ一家 寄り合い所
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前日の京都行とは打って変わってちょっとゆっくりと自宅を出発。
午前十一時には、奈良の天理に到着です。
本当の目的地は、こっから乗り換えたJR桜井線 長良(ながら)なのですが、
せっかく天理まで参りましたので、ちょっと観光と参りましょう。
しのぶと行く、ぶらり途中下車の旅、はじまりはじまりー。
天理の駅前から、この天理本通をぶらぶら歩きます。
ここは昭和のノスタルジックな雰囲気が漂う商店街。
御存知の通り、天理は天理教の総本山がある町です。
そのため、お店の中には神具店なんかをちらほら見かけます。
こんな珍しい建物が見えてきましたよ。
個人的に天理教にはメガテンのメシア教的なイメージを抱いております。
異教徒(?)のあたしがこんなところを彷徨いていること自体、ちょっとおっかなびっくりですネ(苦笑)。
おっと、天理本通を十五分ほど歩くと、辿り着くのがこの天理教の本部。
さっそく、あたしも教徒に混じって参拝させていただきました。
中は、畳が敷かれた広間になっていて、そこでみなさんが思い思いに手を合わせていらっしゃいました。
お寺や神社と違って、アット・ホームな雰囲気。町の寄り合い所って感じです。
一息つきがてら、あたしも手を合わさせていただきました。
出入口に居た係の方に、建物の見学を申し出るという部外者丸出しのあたし。
外周の廊下を一周回って良いということで、建物を見せていただきました。
お寺とも神社とも違う、ちょっと変わった雰囲気の建物を堪能。
途中で、廊下を拭いている小坊主さんを幾度も見かけました。
そのせいか、建物の内外ではゴミひとつ落ちて居なく、ピカピカでした。
やっぱり、現地へ行って実際に見るとちょっと天理教へのイメージが変わりました。
こういう街の民衆に愛されている宗教っていうのもアリですね。
さて、その天理教本部の向かいにあるのが、この天理参考館です。
ここは奈良へ来たら、ちょっと足を伸ばしてでも、是非とも見学して欲しいですね!
http://www.sankokan.jp/index.html
どーん!
入場料も400円とリーズナブル!!
天理教(正確には天理大学)がこのような博物館を開いているのかというと…。
「天理教を布教するためには、自分たちの教義を伝えるだけではなく、
その土地々々の風土や文化をしっかりと理解しなければならないから」
という理由で、世界各地の生活様式を伝える品々を蒐集し始めたそうです。
宗教団体が経営する博物館ということで、不況目的の宗教主張が強い
展示を警戒しましたが、そんな雰囲気はどこにもなく、純粋に世界各地の
生活に密接した貴重な品々を見ることが出来ます。
最初のエリアがアイヌっていうだけでも、もうツカミが十分!
アイヌの文化は、大自然のお仕置きの人とか、うたわれでしか知りませんので、
非常に興味深く見せていただきました。
ほらほら、ラグナロクのFD…フェイヨンダンジョンでよく見ましたね!
これは、朝鮮半島の村々の入り口に立っていた、魔除けの一種だそうです。
なんで「~大将軍」っていうかというと、強そうな名前をつけていると悪魔が
寄ってこないという理由だそうで(笑)
中国の各家庭にある祭壇だそうです。
霊幻道士とかで見ましたね!さすがに桃剣とか銭剣とかは有りませんでしたけど(笑)
この博物館が他の博物館と一線を画しているのは、ご覧のとおり
大型の展示物が多い点と、それらがガラスケースの向こう側ではなく、
直接雰囲気を感じながら見ることができることです。
やはりガラスの向こう側で隔たれたところの品々と、直接オーラを
感じられる展示方法は、全然違いますよ(* ´▽`)
埃や清掃が大変で、こういう展示方法をとっている博物館が少ないですが、
この博物館では展示物を直接見ることができる稀有な場所です。
守備範囲や興味の向きもありますが、個人的には前日に見学した、
京都国立博物館よりも楽しめました、うん。
館内で唯一、天理教色が出ている場所がここでしょうか。
天理教がハワイや南米へ布教した際の展示になっていますが、どちらかというと、
在米日本人が、二次大戦中に現地でどのような扱いを受けたかの展示がメインとなっています。
これなんか、真珠湾攻撃の翌日の新聞です。
当時の新聞は、撃沈とかの戦果も記事に載っていたんですね。
左の写真を目を皿のようにして探しましたが、艦船の名前は出ていない様子。
やっぱ軍事機密だったんですかね。
開拓時代に農園へ住み込みで働いていた頃の、在米日本人が住んでいた
掘っ立て小屋も再現されていて、実際に立ち入ることが出来ます。
こんな見た目だけど、中身は懐かしい日本文化っていうのがちょっと凄いですね。
展示エリアの最後は、考古美術。
展示物のなかでも、美術品に分類される品物で、いわゆる一般的な博物館の展示と同じようなものですね。
中国の美術品も時代を追うように展示されているのですが、なんと三国志の時代もありました!
刀剣や武将像に、見知った名前はさすがにありませねえしたけれども(笑)
というわけで、実に見応えのある博物館でした。
世界各国(日本エリアでは、実際に蚊帳に寝かせて頂きました)の民衆の生活という
テーマもさることながら、非常に展示物と身近に接することができる博物館で、本当に大満足です。
今まで出かけた博物館の中でも、五本の指に入る高得点です!
では、いよいよ本命の場所に向かいましょう。
天理から電車でひと駅。
JR桜井線って、そういえば以前に三輪山へ行った時の路線ですね。
五分もしないうちに、JR長柄駅到着。ながえじゃなくて、ながらです。
ここの駅、凄いんですよ!
無人駅で、なんと改札が無いんです!!
ICOCAとかで入退場を管理する機械だけあって、あとは都会の出口でチェックするんですね。
本数が少ない電車を待っている間に、外に缶ジュースを買いに出たり結構便利。
何より、開放感が半端ないですね!
では、ここからは徒歩で向かいます。
艦内神社ってご存知でしょうか。
軍艦や艦艇に設けられている小規模なお社で、船霊信仰(ふなだましんこう)に端を発するとされるものです。
端的にいうと、船には女性の神様が宿っているという、海の民の信仰です。
処女航海、姉妹艦など、船に関して女性のフレーズが使われる理由の一つでもあります。
以前、大日本帝国海軍の艦船の名前には旧国名(戦艦)や山(重巡)、川(軽巡)といった名前が付けられているとご紹介しました。
大日本帝国海軍では、軍艦や艦艇それぞれに名前を採った場所に由来する神社の分祀を艦に艦内神社としてお祀りしていたのです。
これから向かう神社も、そんな艦内神社の一つの大本の神社です。
http://www5.plala.or.jp/ooyamato/index.htm
もう、お分かりですね。
その名の通り、ここは大和神社。あの最も有名な戦艦、大和の艦内神社の大本(勧進)です。
近年、二次大戦の事を隠す傾向が多いです(いつかの榛名のマストもそうですね)が、
この神社は、しっかりとご由緒にも大和のことが書かれています。
あたしが歴史上で「戦い」と呼びたくない合戦が2つあります。
一つは、数十人の武田勢を数千人で押しつぶした天目山の戦い。
もう一つが、四百機の航空機に集られて、戦艦大和が最後を遂げた、坊ノ岬沖海戦です。
「戦いは五分で正面から叩き合うだけじゃない」
「散っていった戦士に失礼」と意見はあるでしょうが、それでもあんな一方的な虐殺は合戦とは呼びたく有りません。
社務所の方に御朱印帳をおあずけしている間に、近くにあった展示室を拝見。
ちょっとお邪魔しますよ、っと(* ´▽`)
中はちょっとしたした展示室になっていて、戦艦大和についての展示が幾つかありました。
こんなカッコいい立派な掛け軸や、性能諸元が貼られていました。
あとは、有志の方が奉納した大和の模型の数々。
個人的には、長門の方がデザイン的には好みなのですけど、こういう大きいスケールの模型ってホント迫力があります。
拝殿の参拝を終えましたら、いよいよ神社の脇にある戦艦大和の石碑に。
冒頭でも書きましたが、こちらの神社ではちゃんと大和の艦内神社であったことをきちんと表しています。
この隣の祖霊社に、坊ノ岬沖海戦での英霊たちが祀られています。
説明文によりますと、戦艦大和に乗艦していた英霊2736柱、
さらに旗艦 軽巡矢矧以下、駆逐艦八隻の英霊985柱が合祀されて、守り神となられているそうです。
戦争についての是非、個人的な想いも色々有りますが、彼らが守ってくれたから今の日本があることは紛れも無い事実です。
これからも日本を見守っていてください、と手を合わせて参りました。
というわけで、結果的にプチ聖地巡礼でしたが、二日間で京都と奈良を巡ってまいりました。
舞鶴が艦これ観点では、少々消化不足に感じられましたので、いつかは呉の大和ミュージアムや、
横須賀のヴェルニー公園にも行ってみたいとは思っております。
では、次は大阪でやってくれるイベントのレポートでお会いしましょう!
********** オマケ **********
~大潮の意味知ってる?
月の引力が波を引き寄せることなんだよ。
ようするにツキがあるってことなんだよ!~
大潮を待たせること、約一ヶ月。
やっとプレイヤーの司令官レベルも99に到達し、無事に特別な縁を結びました。
提督着任以来、ずっと支えてきてくれた縁の下の力持ちに報いることが出来たのは、ほんとうに嬉しいものですね。
さっそく、艦隊の主力メンバーと共に二人の初めての共同作業(笑)として、
リランカ諸島へ出撃しましたが……。
(* ´▽`)…なんだこれ、難易度高い。
ハネムーン旅行を終わるまでは、もうちょい掛かりそうですね(苦笑)。
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