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ψ無双ψ一家 寄り合い所
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 「劇場版にはね、ガルパンの大事なものが全部詰まっているんだよ(ポロロン」

 というわけで、劇場版のガルパンを4DXで見てきましたよー!
今回は書きたいことを書きなぐるだけの感想文と、ガルパンのスピンオフについて少々。
映画の感想はネタバレ全開で書きなぐっていきますので、映画を未見の方は、オマケまで飛んで下さい。

でも、出来れば未見の方は、この先を読む前に映画館にダッシュだッ!



 まさか、映画を見たあとにもう一度見たくなる初めての作品が、スターウォーズでも
インディージョーンズでもなくて、ガルパンだとは思いもよりませんでした。
多分、席入れ替え制の無い、大昔の映画館なら、一日中見ていたと思います。

 感想をひとことで言うと、ファンが見たいものを全部詰め込んだ最高の作品でした。
今まで戦ったライバルたちとの共闘、西住姉妹のタッグ。
本当に出し惜しみ無しで、思いついたもの全部を詰め込んでいます。

 第二期や二回目の劇場版があるとしたら、その全てが本作品が比較対象になるのですから、
とんでもなくハードルを上げてきています。



https://www.youtube.com/watch?v=Am_aHKUh-uc

 物語の序盤、全国高校生大会で優勝した大洗主催で、エキシビジョンマッチが開催された場面から始まります。

 かっこ良く戦車たちがゴルフ場を疾走するシーン。
なんと、4DXで全車のエンジン振動が違うんです。これだけでもスゴイ!という説得力です。
マニアな方の感想文を拝見しますと、きちんと各車両のエンジンシステムの特徴を捉えた振動だったそうで。

で、この戦闘ではあの聖グロリアーナが包囲されて袋叩きというショッキングなシーンでしたね。

 でも、言葉の端々に実に戦術的に想像させる会話が散りばめられていました。

・自らのフラッグ車を囮にして、大洗側を引き付け、プラウダに背面を突かせる聖グロ
・そのプラウダの動きを読んで、防衛陣を張っていたものの、突破される大洗
・プラウダの挟撃部隊とは別に、大きく迂回して聖グロも包囲陣を敷いていた



「突撃は我が校の伝統です!」「突撃以外に何がありましょうか!」
「突撃して潔く散りましょうぞ!」「知波単魂を世に知らしめようぞ!」
「我々も遅れを取るな!」「取らいでか!」「勝利は我にあり!」

 「雪の進軍」をBGMに突撃して派手に散っていく万歳エディションな知波単学園チーム。
戦車戦で西、といえば勿論 硫黄島のバロン西がモデルですね!
そして、知波単学園のモデルは、もう十二分にわかっていると思いますが、大日本帝国陸軍ですね(* ´▽`)

 こうして、優勢に進めていた作戦が破綻。
残存の知波単学園と大洗組を率いて、ホームグラウンドの大洗市街戦に持ち込む西住隊長。



エキシビジョンマッチでも見どころはたくさんありました。
・「重戦車キラー、さーんじょ!」とフラグを立てていく一年生チーム vs ノンナ(スターリン戦車)
・TV本編ではいまいち見られなかった、司令官としてのカチューシャの姿
・大洗を優勝に導いたみほ隊長の横綱相撲の様な安定した指揮
・やっぱり派手に吹っ飛ぶ、剣魚やシーサイドホテル、市役所といった大洗の街
・バレー部の立体駐車場大作戦其の二!
・「カチューシャ。」「分かってるわよ!!」と、即席コンビの二人


 結局、最終的にはフラッグ車の四号を追い詰めた聖グロ・プラウダ連合の勝利。
ダージリン様って、TVシリーズを通して、唯一 大洗に負けなしなんですよね。

 その後の疎開先でも、熊本に里帰りするみほ、会長が居なくても頑張る桃ちゃん、
逆境に押し負けてカッパ化する風紀委員の三人。
大洗のために影で奮闘する会長や、骨を折ってくれるしほママの忘れちゃいけません。

 そして、廃校撤回を賭けて、やっと取り付けた対大学選抜戦。
でも、格上の社会人チームすら倒した経験のある全大学選抜チーム30両に対し、大洗の8両だけで対戦。
しかも一発逆転のあり得るフラッグ戦ではなく、殲滅戦ルールというおまけ付き。

 きっと、一睡もしてないであろうみほが、作戦をぶつぶつうつろな目でつぶやきながら、隊長挨拶に向かったその時、

待ったぁ!!

 と、まほお姉ちゃんを始めとして、今まで戦った各校のリーダーたちが学園十色とともに、次々と現れます。
ほんと、今思い出しても涙腺大決壊。
超大道の展開かもしれませんけど、こういう仲間たちが次々と集まってくる展開にあたしゃ非常に弱いんです。



「みんな、大洗の制服が着てみたかったんだって」
いたずらっぽく微笑む、大洗制服のダージリン様。でも、今回の"御茶会"はダージリン様の根回しがあってこそ。
なんぼ感謝しても、し足りません(* ´▽`)
 なんと、知波単学園にいたっては、22両もの一個大隊を率いて参戦。
昨日の敵は今日の友。ほんまええ子ばっかりや。

 TV版の黒森峰は、戦術的な面では大洗に引っ掻き回されっぱなしで今ひとつな感じでしたが、
今回の大学選抜は一筋縄じゃいきません。

 高校選抜チームの、重戦車を中心とした最も火力のある黒森峰・プラウダ連合に
有利な高台を先取させたと思ったら、そこにカール自走砲の高射爆撃を撃ち込むなど、取る戦術が尋常じゃありません。

 そして、雨の中の203高地からの撤退戦。

 

 クラーラが、ノンナが、次々とカチューシャに後を託して散っていきます。

「そんな、死んでしまう訳でもあらへんし」と、どこかで関西人の血がツッコミを入れていますが、もう感極まって涙が止まりません。
 4DXなので、この場面でずぶ濡れになるくらいの雨が降ってきてます。
何回も映画を視聴した方は、この場面で我に返ったと仰っている方もおられましたが、
初見のあたしには「みんなと同じ雨に打たれてる…」と、非常に良い表現だと感じられました。



 クラーラがノンナとロシア語でしか話さなかったのも、この伏線だったんですね。
カチューシャの盾となるという決断をノンナと二人で密かに固めます。
そして、ノンナもまた、敵車両パーシングと刺し違えるように撃破されます。

 そして、小さなカラダに大きな戦車のニーナまでもが、
「街道の上の怪物を舐めるなぁ!」と巨体で追撃路を塞ぐように擱座。

 みんなの犠牲もあり、落ち延びていくカチューシャ。
ひょっとしたら、ノンナを欠いて一人の戦場って初めてだったのかもしれませんね。

 劣勢となった大洗側は得意のゲリラ戦に持ち込むべく、遊園地に戦場を移します。

 遊園地の出入り口を固めて、大学選抜を待ち受ける大洗側。
 それにしてもみんなカッコイイですよね。
今まで敵だったナオミさんとかが、優れた射撃技術で敵を撃破していくところとか、本当に心強いです。

 そこに現れたのは、大学選抜側の本当の秘密兵器、T-28重戦車。
なんと、調べてみると正面装甲300ミリ(笑)を超える移動要塞です。

 水際作戦を破られ、仕方なく乱戦に持ち込む大洗。
この時、各部隊の"目"として役立ったのが、なんとドゥーチェのCV-33。
助っ人に来た時、P-40じゃなくてカルロ・ベローチェで来てどーすんだ!と内心突っ込んだものですが、高台に陣取ってつぶさに敵の動きを察知。
 対大学選抜戦では値千金の役割を果たしました。
4DX的にも、ジェットコースターのシーンとか、すごい動きを見せてくれましたし(笑)

 その化物のようなT-28を撃破する活躍を魅せたのがダージリン様。
大隊長がみほの為、実質 みほ小隊の指揮を取っていたダー様。
 高貴でも優雅でも、必要とあらば、泥臭い作戦でも躊躇せずに決行します。
 T-28が橋を渡る時を狙って、乗車のチャーチルを水中に漬け、T-28の真下から徹甲弾でT-28の底面を撃ち抜きます。
でも、瓦礫で動けなくなったところを、大学選抜の砲撃で力尽きます。



 そして、いよいよ大学選抜の大隊長、島田アリスが動き出します。

 遊園地内に突入、半壊していた大学選抜の指揮を掌握すると、三副官を率いて、あっという間に、
大洗側に傾いた戦局をひっくり返します。

 使用車は戦後第一世代にも分類される、戦車道のルール上では最新に相当する兵器。
そのセンチュリオンを手足のように指揮し、片っ端から大洗側を撃破して回ります。

 大洗側もやられっぱなしじゃありません。
各校とも、大洗顔負けの奇策のゲリラ戦を展開。次々と大学選抜を潰していきます。

 最終決戦場へ向かう三副官たちに追いすがったのが、カチューシャ、エリカ、レオポンさんチーム。
そして、カチューシャが、意地で三副官の一人と刺し違える大金星。

 まさに、ノンナとクラーラ、ニーナが永久凍土に巻いた種が芽吹き、花開いた瞬間です。
きっと、アリスが三副官全員を率いて最終決戦場に行くことが出来れば、容易い勝利は無かったでしょう。

 みほ・まほ組とアリスの最終決戦。
実に遊園地らしい、ギミックを駆使した決戦でした。
アイコンタクトとハンドサインだけでツーカーの仲な西住姉妹を見れたのも良かったです。
やっぱり、おかんも含めて仲がいい方が良いよね(* ´▽`)



 ほんと、ファンの見たいもの全てがつめ込まれたスゴイ映画でした。
もう一回見たくて、近くの映画館で4DXでなくてもいいから公開してないか、映画館から帰った直後に調べました。
5月に発売するDVD版の特典がショボいので、ガルパンのためだけの我が家にブルーレイが導入されることになりました(笑)

 初めは、スター・ウォーズの次に、もう一回4DXが体験したいだけのためにガルパンを見たはずでしたが……。
まさか、ここまで入れ込むことになるとは思いませんでした。
本当に素晴らしい世界に出会えました。

 もっともっと、これからも続くみんなの姿を見たいものです(* ´▽`)

********** オマケ **********


 好きなものにはとことん入れ込むあたし。
一瞬にしてガルパンの関連書籍を買いあさり始めました(* ´▽`)>

 というわけで、もっと西住殿たちの姿を見てみたい、
とかそんな皆さんへのスピンアウトへのお誘いです。



 スピンアウトは幾つか出ていますが、あたしのオススメはこの二本!

 まずは、「激闘!マジノ戦ですっ!!」
 まだ本編では名前しか出てきておりませんが、戦車道選手権の本戦前、
聖グロとの練習試合の次に行われた、マジノ女学院との練習試合の様子です。

 この作者の描き方の特徴として、大洗側ではなく、物語の主軸をマジノ女学院側に置いているというところにあります。
もっとも、大洗の様子はTV本編でも描かれていますので、ガルパン世界の事をもっと違う方向から見れるって意味では非常に興味深いですね。

 防御主体の戦術でいつも競り負けていたマジノ女学院。
業を煮やした本編主人公のエクレールが、戦車道チームを改革していく話です。



 マジノ側のお話としても、勿論面白いのですけど、大洗側のファンも満足。
締めるところはビシっと締める会長や、ちょっとずつ息を合わせていくあんこうチーム等、
実践を経て成長していく姿が描かれていきます。



 そして、一年生チームのファンには是非とも読んで欲しいです!
この子たちが西住みほ流を継いで、いずれ大洗女子を引っ張っていくんだな、っていう実にカッコイイ一年生チームが描かれています。
決して、奇策で大物を一本釣りするのではなく、地力と戦術で勝つ辺り、超カッコいいです!
 OVAにもその片鱗を見せるシーンが有りますが、まさに敵二両を撃破して、大洗の決定機になっています。
 今でも二巻の後ろ半分だけ読み返しちゃいますね(* ´▽`)

 個人的には、ぽっと出(失礼)の継続高校よりも、マジノ女学院に劇場版には出て欲しかったです。
全国大会の一回戦でアンツィオに負けたので、西住殿以外にも顔見知りがいるし、動いているエクレールやガレットが見たかったし(ヽ´ω`)



 一方のリボンの武者は、ガルパン本編でもキャラクター原案をやっている、野上武志のコミカライズスピンアウト。
 野上武志といえば、おにゃのこが出てきてミリタリーなハーレムをいろいろ描かれてますので、
他の作品もライトなミリタリー系への入門編としてはさほど抵抗なく読めると思います。

 物語の舞台は全国大会の後。
無名の高校を率いて、奇跡を起こした少女を見て、その姿に憧れた少女たちの物語です。

「私も、戦車で輝いてみたい」




 戦車道が武道館で行われる正式試合だとしたら、この物語で描かれる強襲戦車競技(タンカスロン)は、街頭で行われるストリートファイト。
参加車両は10トン以下の軽量戦車くらいしかルールが無く、あとは参戦車両数も乱入も制限がないというルール無用のバトルロイヤル。

 タンカスロン界に乱入した現代に生きる姫武者、鶴姫しずかが嵐を巻き起こすというのがストーリーなのですが、ガルパンファンとしては見どころは別にもあります。

 ガルパンTV本編では、天才 西住みほの前に敗れていったライバルたちですが、
では彼女たちがただの噛ませだったのか?一般人からみたら、彼女たちは?
というところを、この物語で見ることが出来ます。



 主人公は勇敢な武士かもしれませんが、戦車に乗ってほんの一ヶ月。
戦術奇策を以って戦ってきましたが、熟練とはいえない経歴。



 TVでは打撃力としては今ひとつの評価かもしれないアヒルさんチームですが、
一般人から見れば、この迫力。

自信満々の主人公にして、

 練度のレベルが、まるで違う……

と、言わしめるほど。

 そして、その大洗女子戦車道チーム本隊至っては……。




 この有様(* ´▽`)

 劇場版視聴済みの今でこそ、アリサさん他の方々もカッコいい成分がファンには
補給されましたが、劇場版が公開される前までは、この作品が唯一の供給源でした。

 個人的には、このリボンの武者がスピンアウトの中では一番のおすすめ。
ご覧のように絵柄の癖がありますが、抵抗のない方には是非ともご覧頂きたい作品です。



 ちなみに、この作者の他の作品にセーラー服と重戦車という作品があります。
この作品こそ、まさにガルパンの原型。



・登場する各中学校が、各国をモデルにされており、その国に沿った戦車を保有している
・大ボスの呼び名が総統(ドゥーチェ)
・雪面の場面で、雪の進軍を謳歌
・戦車の砲塔でちゃんばらもしてる
・重要な局面で救援に来る車両がポルシェティーガー

そして……

・主人公の名前が……



 掲載誌のせいで、パンチラやエロっちぃシーンが多いですけれども、
それを差っ引いても、非常に熱血で面白い作品です。

 ていうか、大洗のとなりに野良中が建ってて、戦車道大会に出てても
全然違和感がありません。

 映画も五回見たし、次のOVAも出ないし、TV二期も始まらないしと、
ガルパン禁断症状が出ている方は、是非とも一読をおすすめします。

OVAでいいから、全国高校選抜チーム(ガルパン) VS 全国中学選抜チーム(セラ重) を見てみたいなぁ。
西住流vs島田流に絡めて、ひとつどうですかね(* ´▽`)
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